日付と曜日が自動で切り替わるカレンダーの作り方を紹介します。
Excelで自動的に日付と曜日が表示されるカレンダーを作成することには、以下のようなメリットがありま。
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Excelでカレンダーを作るメリット
1. 自動更新が可能
- 年や月を変更するだけで、カレンダーが自動的に更新されます。
- 毎年新しいカレンダーを作成する手間が省けます。
2. 作業の効率化
- 日付や曜日を手動で入力する必要がなくなり、ミスを防ぎます。
- 計画表やシフト表、タスク管理表を作る際に便利です。
3. カスタマイズが自由
- カレンダーのデザインやレイアウトを自由に変更できます。
- 祝日やイベントの日を目立たせたり、色分けで予定を整理できます。
使い道の例
- スケジュール管理:プロジェクトの進行状況を記録。
- シフト表:従業員の勤務日を管理。
- タスク管理:期限付きのタスクを可視化。
Excelでカレンダーを作成することで、手間を省きつつ、柔軟性の高い管理が可能になります。また、学習を通じて、仕事や生活でさらに役立つExcelスキルを身につけることもできますよ!
自動カレンダーの作り方
それでは作り方を説明します。使うのはDATE関数とTEXT関数です。
文書にすると少し長いので、動画でまとめたものも、ぜひ参考にしてください。
ステップ 1: 基本設定
月と年を入力するセルを作成する
例えば、セルA1に年、セルB1に月を入力します。
A1: 年 (例: 2024)
B1: 月 (例: 7)
ステップ 2: カレンダーの開始日を計算する
開始日を設定する
例えば、セルA3に次のように入力します:
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=DATE(A1, B1, 1)
これで、指定された年と月の最初の日付が計算されます。
ステップ 3: 日付を計算する
日付のリストを作成する
カレンダーの開始日を基にして、続く日付を計算します。セルA3にはすでに最初の日付があるので、セルA4には次のように入力します:
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=A3 + 1
これを必要な日数(例えば、31日分)にわたってコピーします。
ステップ 4: 曜日を表示する
曜日を表示する
別の列に曜日を表示します。例えば、B3セルに次のように入力します:
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=TEXT(A3, “dddd”)
これで、セルA3の日付の曜日が表示されます。
これを、すべての日付に対してコピーします。
完成例
A1: 年 (例: 2024)
B1: 月 (例: 7)
A3: =DATE($A$1, $B$1, 1)
A4: =A3 + 1
B3: =TEXT(A3, “dddd”)
B4: =TEXT(A4, “dddd”)
以下はエクセルのシート例です:
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この設定により、年と月を変更するたびに、カレンダーの日付と曜日が自動的に更新されるカレンダーが完成します。
カレンダーの曜日の色を変える
続いて、せっかくなので土曜日は青・日曜日は赤にしましょう!
こちらも文書にすると少し長いので、動画でまとめたものもぜひ参考にしてください。
ステップ 1: 曜日が記載されたセルの範囲を選択する
曜日が記載されたセルの範囲を選択します。例えば、セルB3からB33までの範囲を選択します。
ステップ 2: 条件付き書式の設定
条件付き書式ルールの追加
メニューから「ホーム」タブを選択し、「条件付き書式」ボタンをクリックします。
「新しいルール」を選択します。
ルールの種類の選択
「指定の値を含むセルだけを書式設定」を選択します。
「土」の場合
「セルの値」フィールドで「次の値に等しい」を選択します。
「土」と入力します。
「書式」ボタンをクリックし、表示されるダイアログボックスで「フォント」タブを選択します。
フォントの色を青色に設定します。
「OK」をクリックして条件付き書式ルールを保存します。
「日」の場合
もう一度「条件付き書式」ボタンをクリックし、「新しいルール」を選択します。
「指定の値を含むセルだけを書式設定」を選択します。
「セルの値」フィールドで「次の値に等しい」を選択します。
「日」と入力します。
「書式」ボタンをクリックし、表示されるダイアログボックスで「フォント」タブを選択します。
フォントの色を赤色に設定します。
「OK」をクリックして条件付き書式ルールを保存します。
完成例
範囲 B3:B33 を選択します。
「ホーム」タブ → 「条件付き書式」 → 「新しいルール」 → 「指定の値を含むセルだけを書式設定」
条件1:「セルの値」→「次の値に等しい」→「土」
書式1:フォント → 青色
「OK」
もう一度「条件付き書式」→「新しいルール」→「指定の値を含むセルだけを書式設定」
条件2:「セルの値」→「次の値に等しい」→「日」
書式2:フォント → 赤色
「OK」
これで、範囲内のセルに「土」と書かれている場合は青色に、「日」と書かれている場合は赤色に表示されるようになります。
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詳しくは以下の記事でまとめています。
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