エクセルには、データベースを操作するための特別な関数がいくつかあります。これらの関数は、大量のデータの中から特定の条件に合うものを抽出したり、集計したりするのに便利です。今回は、初心者の方でも理解しやすいように、「データベース」に分類されている関数の使い方を具体例を交えて説明します。
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1. DAVERAGE関数(データベースの平均値を求める)
- 使い方: 指定した条件に合致するデータの平均値を求めます。
- 書式:
=DAVERAGE(データベース, フィールド, 条件)
- 実例:
例えば、次のようなデータベースがあるとします。 名前 年齢 部署 給料 山田 28 営業 400 田中 35 営業 500 鈴木 40 開発 600 営業部の社員の給料の平均を求めるには、次のようにします。
=DAVERAGE(A1:D4, “給料”, A6:B7)
解説: この場合、A6に「部署」、A7に「営業」と書いて条件を指定し、営業部に属する山田さんと田中さんの給料の平均(450)が計算されます。
2. DCOUNT関数(データベースの数を数える)
- 使い方: 条件に合致するデータのうち、数値が入力されているセルの数を数えます。
- 書式:
=DCOUNT(データベース, フィールド, 条件)
- 実例:
例えば、上記のデータベースで、営業部に所属する社員の年齢が入力されているセルの数を調べたい場合。
=DCOUNT(A1:D4, "年齢", A6:B7)
=DCOUNT(A1:D4, “年齢”, A6:B7)
解説: 営業部に属する山田さんと田中さんの年齢が数値として入力されているので、結果は「2」となります。
3. DCOUNTA関数(空白以外のセルの数を数える)
- 使い方: 条件に合致するデータのうち、空白でないセルの数を数えます。
- 書式:
=DCOUNTA(データベース, フィールド, 条件)
- 実例:
営業部に所属する社員の名前の数を調べる場合。
=DCOUNTA(A1:D4, “名前”, A6:B7)
解説: 営業部に属する山田さんと田中さんの名前が入力されているので、結果は「2」となります。
4. DSUM関数(データベースの合計を求める)
- 使い方: 条件に合致するデータの合計値を計算します。
- 書式:
=DSUM(データベース, フィールド, 条件)
- 実例:
営業部に所属する社員の給料の合計を求めるには、次のようにします。
=DSUM(A1:D4, “給料”, A6:B7)
解説: 営業部に属する山田さんと田中さんの給料(400 + 500 = 900)の合計が計算されます。
5. DMAX関数(データベースの最大値を求める)
5. DMAX関数(データベースの最大値を求める)
- 使い方: 条件に合致するデータの最大値を求めます。
- 書式:
=DMAX(データベース, フィールド, 条件)
- 実例:
営業部に所属する社員の給料の最大値を調べたい場合。
=DMAX(A1:D4, “給料”, A6:B7)
解説: 営業部に属する山田さんと田中さんの給料のうち、最大の金額は500なので、結果は「500」となります。
6. DMIN関数(データベースの最小値を求める)
- 使い方: 条件に合致するデータの最小値を求めます。
- 書式:
=DMIN(データベース, フィールド, 条件)
- 実例:
営業部に所属する社員の給料の最小値を調べたい場合。
=DMIN(A1:D4, “給料”, A6:B7)
解説: 営業部に属する山田さんと田中さんの給料のうち、最小の金額は400なので、結果は「400」となります。
7. DPRODUCT関数(データベースの積を求める)
- 使い方: 条件に合致するデータの積(掛け算の結果)を求めます。
- 書式:
=DPRODUCT(データベース, フィールド, 条件)
- 実例:
例えば、商品価格が入力されている列があり、特定の条件に合う商品の価格の積を計算したい場合に使用します。ただし、使用頻度は少ないかもしれません。
=DPRODUCT(A1:D6,C1,F1:F3)
8. DSTDEV関数(標本の標準偏差を求める)
- 使い方: データベースの標本データに基づいて、標準偏差を計算します。
- 書式:
=DSTDEV(データベース, フィールド, 条件)
- 実例:
営業部に属する社員の給料の標準偏差を求める場合。
=DSTDEV(A1:D4, “給料”, A6:B7)
解説: 営業部の社員の給料データに基づく標準偏差が計算されます。
9. DSTDEVP関数(母集団の標準偏差を求める)
- 使い方: データベース全体(母集団)に基づいて標準偏差を計算します。
- 書式:
=DSTDEVP(データベース, フィールド, 条件)
- 実例:
営業部全体の給料の母集団に基づく標準偏差を計算したい場合に使用します。
10. DVAR関数(標本の分散を求める)
- 使い方: データベースの標本データに基づいて分散を計算します。
- 書式:
=DVAR(データベース, フィールド, 条件)
- 実例:
営業部の給料データの標本分散を求める場合に使用します。
11. DVARP関数(母集団の分散を求める)
- 使い方: データベース全体(母集団)の分散を計算します。
- 書式:
=DVARP(データベース, フィールド, 条件)
- 実例:
営業部全体の給料の母集団に基づく分散を計算したい場合に使用します。
まとめ
「データベース」関数は、特定の条件に基づいてデータをフィルタリングし、その結果に対して集計や計算を行うのに役立ちます。エクセルを使って大量のデータを扱うとき、これらの関数を活用すると作業が大幅に効率化されます。初心者の方でも簡単に使えるように、まずは一つずつ試してみてください。
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