Excelには、日付や時刻を扱うための便利な「日付/時刻」関数が豊富に用意されています。これらの関数を使うことで、日付計算やスケジュール管理、勤怠の集計など、日常業務を効率化することができます。今回は、Excelの日付/時刻に分類される関数を、初心者でも分かりやすいように実例を交えて紹介していきます!
1. TODAY関数:今日の日付を取得する
概要
TODAY関数は、現在の日付(システムの日付)を返します。日付が自動的に更新されるため、毎日使うようなシートで重宝します。
構文
=TODAY()
使い方の例
今日の日付を表示したい場合、セルに次のように入力します。
=TODAY()
例えば、2024年9月28日にこの関数を使用すると、セルに「2024/09/28」と表示されます。日付は毎日自動的に更新されるので、常に最新の日付が表示されます。
2. NOW関数:現在の日付と時刻を取得する
概要
NOW関数は、現在の日付と時刻を返します。例えば、現在の時刻も必要な場合や、システムのリアルタイム情報を使いたいときに便利です。
構文
=NOW()
使い方の例
現在の日付と時刻を表示したい場合、セルに次のように入力します。
=NOW()
例えば、2024年9月28日の15:30にこの関数を使用すると、「2024/09/28 15:30」と表示されます。これもリアルタイムで更新されるので、ファイルを開いたときに常に最新の情報が反映されます。
3. DATE関数:指定した日付を作成する
概要
DATE関数は、指定した年、月、日を使って日付を作成する関数です。たとえば、別々に入力されている年、月、日をまとめて一つの日付として扱いたい場合に使います。
構文
=DATE(年, 月, 日)
使い方の例
例えば、年が2024、月が9、日が28の場合、次のように入力します。
=DATE(2024, 9, 28)
この結果として、「2024/09/28」という日付が表示されます。特定の日付を簡単に指定できる便利な関数です。
4. YEAR関数:年を取得する
概要
YEAR関数は、指定した日付から年の部分を取り出す関数です。これを使えば、日付データから特定の年だけを取得して分析することができます。
構文
=YEAR(シリアル値)
- シリアル値: 日付やセル参照を入力
使い方の例
例えば、「2024/09/28」という日付から年を取得したい場合、次のように入力します。
=YEAR(“2024/09/28”)
結果は「2024」と表示されます。また、セルに日付が入っている場合は、そのセルを参照することもできます。
5. MONTH関数:月を取得する
概要
MONTH関数は、指定した日付から月の部分を取り出す関数です。月ごとのデータを集計する場合に非常に便利です。
構文
=MONTH(シリアル値)
使い方の例
例えば、「2024/09/28」から月を取得したい場合、次のように入力します。
=MONTH(“2024/09/28”)
結果として「9」(9月)が表示されます。
6. DAY関数:日を取得する
概要
DAY関数は、指定した日付から「日」の部分を取り出す関数です。具体的な日を取り出して、細かい日付計算を行うときに役立ちます。
構文
=DAY(シリアル値)
使い方の例
例えば、「2024/09/28」から日を取得したい場合、次のように入力します。
=DAY(“2024/09/28”)
結果として「28」が表示されます。
7. TIME関数:指定した時刻を作成する
概要
TIME関数は、指定した時、分、秒を使って時刻を作成する関数です。時刻を個別に入力してまとめたい場合や、特定の時間を設定したいときに便利です。
構文
=TIME(時, 分, 秒)
使い方の例
例えば、午後3時30分15秒を作成したい場合、次のように入力します。
=TIME(15, 30, 15)
結果として「15:30:15」という時刻が表示されます。
8. HOUR関数:時を取得する
概要
HOUR関数は、指定した時刻から「時」の部分を取り出す関数です。時刻データから特定の時間帯ごとに集計する際に役立ちます。
構文
=HOUR(シリアル値)
使い方の例
例えば、「15:30:15」という時刻から「時」の部分だけを取り出したい場合、次のように入力します。
=HOUR(“15:30:15”)
結果として「15」が表示されます。
9. MINUTE関数:分を取得する
概要
MINUTE関数は、指定した時刻から「分」の部分を取り出す関数です。特定の分単位で時間を扱いたい場合に便利です。
構文
=MINUTE(シリアル値)
使い方の例
例えば、「15:30:15」という時刻から「分」の部分を取り出したい場合、次のように入力します。
=MINUTE(“15:30:15”)
結果として「30」が表示されます。
10. SECOND関数:秒を取得する
概要
SECOND関数は、指定した時刻から「秒」の部分を取り出す関数です。秒単位でデータを扱いたいときに役立ちます。
構文
=SECOND(シリアル値)
使い方の例
例えば、「15:30:15」という時刻から「秒」の部分を取り出したい場合、次のように入力します。
=SECOND(“15:30:15”)
結果として「15」が表示されます。
11. TEXT関数で日付や時刻をフォーマットする
概要
TEXT関数は、日付や時刻を指定したフォーマットで表示するために使います。日付を「YYYY/MM/DD」の形式にしたり、時刻を「HH:MM AM/PM」形式に変換することができます。
構文
=TEXT(値, “フォーマット”)
使い方の例
例えば、セルA1に「2024/09/28」という日付がある場合、これを「2024年9月28日」という形式で表示したい場合は、次のように入力します。
=TEXT(A1, "YYYY年M月D日")
=TEXT(A1, “YYYY年M月D日”)
結果として、「2024年9月28日」と表示されます。
12. DATEDIF関数:2つの日付間の差を求める
概要
DATEDIF関数は、2つの日付の差を「年」「月」「日」単位で計算できる関数です。勤続年数や年齢、特定の期間を計算する場合に非常に便利です。
構文
=DATEDIF(開始日, 終了日, 単位)
- 単位: “Y”(年)、
“M”(月)、”D”(日)
使い方の例
例えば、2020年1月1日から2024年9月28日までの期間を「年」で計算したい場合、次のように入力します。
=DATEDIF(“2020/01/01”, “2024/09/28”, “Y”)
結果として「4」(年)が表示されます。
13. EDATE関数:特定の月数後の日付を計算する
概要
EDATE関数は、指定した日付から特定の月数後または前の日付を計算するための関数です。ローンの支払日や次の締め日を計算する際に役立ちます。
構文
=EDATE(開始日, 月数)
使い方の例
例えば、2024年9月28日から3か月後の日付を計算したい場合、次のように入力します。
=EDATE(“2024/09/28”, 3)
結果として、「2024/12/28」が表示されます。
14. WORKDAY関数:指定した営業日後の日付を計算する
概要
WORKDAY関数は、指定した日数後の「営業日」を計算する関数です。土日や祝日を除いた日数を計算したい場合に便利です。
構文
=WORKDAY(開始日, 日数, [祝日])
使い方の例
例えば、2024年9月28日から10営業日後の日付を計算したい場合、次のように入力します。
=WORKDAY(“2024/09/28”, 10)
結果として、「2024/10/12」(10営業日後)が表示されます。
まとめ
今回紹介したExcelの日付/時刻関数を使いこなせば、日付の計算や時刻の管理がとても楽になります。スケジュール管理やタスクの自動化など、日常業務を効率化できる場面は多いです。初心者でもすぐに実践できるので、ぜひ試してみてください!
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