2024年10月23日に発売される「iPad mini 第7世代」は、前モデルである第6世代をベースにしつつ、いくつかの重要なアップデートが加わっています。以下に、その主な特徴やスペックを詳細に紹介します。
パフォーマンスとチップセット
iPad mini 7は、最新の「A17 Pro」チップを搭載しており、これによりCPUの処理性能が最大30％、グラフィック性能は最大25％向上しています。このチップには、16コアのNeural Engineも内蔵され、機械学習やAI処理がさらにスムーズに行えるようになっています。特にAppleの新しいAI機能「Apple Intelligence」に対応している点が注目されます。これにより、より直感的な操作や効率的なワークフローが可能です。
メモリとストレージ
メモリは前モデルの4GBから8GBに増量されており、より多くのアプリケーションを同時に使っても安定した動作が期待できます。ストレージ容量は128GB、256GB、512GBの3種類が用意されており、前モデルの64GBから倍増されている点は大きな利点です。
ディスプレイ
iPad mini 7は、8.3インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載しています。このディスプレイは広色域P3、TrueToneテクノロジー、500ニトの輝度を備えており、鮮やかで見やすい画面表示を実現します。ただし、有機EL（OLED）ディスプレイの採用は見送られており、次の世代に持ち越される可能性があります。OLEDディスプレイ搭載モデルは2026年頃に登場するとの予測もあります。
カメラ性能
カメラ性能については、リアカメラが12MPの広角レンズ（ƒ/1.8絞り値）、フロントカメラが12MPの超広角レンズ（ƒ/2.4絞り値）を引き続き採用していますが、今回はAppleの計算写真技術「Photonic Engine」が追加される見込みです。この技術により、特に暗所での撮影が改善され、ナイトモードでの撮影がより高品質になります。また、フロントカメラの位置が横向きの使用を想定した配置になる可能性が高く、ビデオ通話やオンライン会議での使い勝手が向上します。
デザインとサイズ
外観は前モデルとほぼ同じで、サイズや重さも変わらず、持ちやすさが維持されています。サイズは195.4×134.8×6.3mmで、重量はWi-Fiモデルが293g、Wi-Fi＋Cellularモデルが297gです。デザインに大きな変更はありませんが、カラーバリエーションにはミッドナイトやブルーなどの新しい色が追加されると予想されています。
バッテリーと通信機能
バッテリー容量は19.3Whで、最大10時間のビデオ再生が可能です。また、通信機能としては、最新のWi-Fi 6Eに対応しており、より高速で安定した接続が期待できます。Bluetoothも最新の5.3に対応しており、外部機器との接続性も向上しています。
生体認証とApple Pencil対応
iPad mini 7は引き続きTouch IDによる生体認証を採用していますが、Face IDの導入は見送られました。また、Apple Pencil Proにも対応しており、より高度なデザインやメモ機能が活用できる点も魅力の一つです。
価格
価格は128GBモデルが78,800円（税込）からスタートしており、前モデルと比べて最小ストレージ容量が増えたにもかかわらず、価格が抑えられている点は大きなメリットです。高性能なデバイスがより手頃な価格で手に入るため、コストパフォーマンスの高さが評価されています。
・iPad mini（A17 Pro）with Wi-Fi + Cellular/512GB 156,800円
・iPad mini（A17 Pro）with Wi-Fi + Cellular/256GB 120,800円
・iPad mini（A17 Pro）with Wi-Fi + Cellular/128GB 104,800円
・iPad mini（A17 Pro）with Wi-Fi/512GB 130,800円
・iPad mini（A17 Pro）with Wi-Fi/256GB 94,800円
・iPad mini（A17 Pro）with Wi-Fi/128GB 78,800円。
まとめ
iPad mini 第7世代は、性能面での大幅なアップデートが施されており、特にA17 Proチップによる処理能力の向上と、AppleのAI機能への対応が大きなポイントです。サイズやデザインに大きな変化はありませんが、Wi-Fi 6E対応やカメラ性能の向上など、日常的に使いやすい機能が充実しています。特に、コンパクトなサイズでありながら高いパフォーマンスを誇るため、持ち運びに便利で多様な用途に対応するタブレットを探している人には最適な選択肢となるでしょう。
引用元
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