エクセル:Excel条件に応じて値を変える「論理」関数

エクセル

エクセルの「論理」関数は、データの判定や条件分岐を行う際に非常に役立ちます。条件に応じた結果を返すため、データ分析や自動化が楽になります。今回は、エクセルの「論理」関数を、初心者の方でも分かりやすく実例を交えて説明します。


1. IF関数(条件に基づいて結果を返す)

  • 使い方: 条件が「真」なら指定した結果を返し、「偽」なら別の結果を返す。
  • 書式: =IF(条件, 条件が真の場合, 条件が偽の場合)
  • 実例:
    A1セルの値が100以上なら「合格」、100未満なら「不合格」と表示したい場合。

=IF(A1>=100, “合格”, “不合格”)

解説: A1セルの値が100以上なら「合格」、それ以外は「不合格」と表示されます。


2. AND関数(複数の条件がすべて真かどうか判定する)

  • 使い方: すべての条件が「真」なら「TRUE」を返し、一つでも「偽」があれば「FALSE」を返します。
  • 書式: =AND(条件1, 条件2, ...)
  • 実例:
    A1セルが50以上で、かつB1セルが100以下の場合に「TRUE」、そうでない場合は「FALSE」と表示したい場合。

=AND(A1>=50, B1<=100)

解説: A1が50以上でB1が100以下なら「TRUE」、それ以外は「FALSE」と表示されます。


3. OR関数(複数の条件のうち一つでも真であれば「TRUE」を返す)

  • 使い方: 一つでも条件が「真」なら「TRUE」、すべてが「偽」なら「FALSE」を返します。
  • 書式: =OR(条件1, 条件2, ...)
  • 実例:
    A1セルが50以上またはB1セルが100以下の場合に「TRUE」、そうでない場合は「FALSE」と表示したい場合。

=OR(A1>=50, B1<=100)

解説: どちらかの条件が満たされていれば「TRUE」、そうでない場合は「FALSE」となります。


4. NOT関数(条件の逆を返す)

  • 使い方: 指定した条件が「真」なら「偽」を返し、「偽」なら「真」を返します。
  • 書式: =NOT(条件)
  • 実例:
    A1セルの値が50未満である場合に「TRUE」、50以上なら「FALSE」と表示したい場合。

=NOT(A1>=50)

解説: A1が50未満なら「TRUE」、50以上なら「FALSE」となります。


5. IFERROR関数(エラー時に指定した値を返す)

  • 使い方: 計算や関数でエラーが出た場合に、指定した別の値やメッセージを返します。
  • 書式: =IFERROR(値, エラーの場合の値)
  • 実例:
    A1セルをB1セルで割る計算でエラーが発生した場合に「エラー」と表示したい場合。

=IFERROR(A1/B1, “エラー”)

解説: 割り算にエラーがあった場合「エラー」と表示されます。エラーがない場合は計算結果が表示されます。


6. XOR関数(排他的論理和を返す)

  • 使い方: 複数の条件のうち、奇数個が「真」であれば「TRUE」、偶数個が「真」であれば「FALSE」を返します。
  • 書式: =XOR(条件1, 条件2, ...)
  • 実例:
    A1セルが50以上、B1セルが100以下の場合に、どちらか片方が真であれば「TRUE」、両方が真または偽であれば「FALSE」と表示したい場合。

=XOR(A1>=50, B1<=100)

解説: どちらか片方の条件が満たされれば「TRUE」、両方が満たされるか、どちらも満たされない場合は「FALSE」となります。


7. SWITCH関数(条件に基づいて複数の結果から一つを返す)

  • 使い方: 一つの式に基づいて、複数の候補から一致するものを選び、その結果を返します。
  • 書式: =SWITCH(式, 値1, 結果1, 値2, 結果2, ..., [既定の結果])
  • 実例:
    A1セルの値に応じて、1なら「小」、2なら「中」、3なら「大」と表示したい場合。

=SWITCH(A1, 1, “小”, 2, “中”, 3, “大”, “範囲外”)

解説: A1セルの値が1なら「小」、2なら「中」、3なら「大」、それ以外の場合は「範囲外」と表示されます。


8. IFS関数(複数の条件に基づいて結果を返す)

  • 使い方: 複数の条件をチェックし、最初に「真」となった条件に対応する結果を返します。
  • 書式: =IFS(条件1, 結果1, 条件2, 結果2, ...)
  • 実例:
    A1セルの値が90以上なら「優」、80以上なら「良」、70以上なら「可」、それ以下なら「不可」と表示したい場合。

=IFS(A1>=90, “優”, A1>=80, “良”, A1>=70, “可”, A1<70, “不可”)

解説: A1セルの値に応じて、該当する結果が表示されます。


まとめ

論理関数は、データに対して条件を設定し、その条件に基づいた結果を返す非常に強力なツールです。特に「IF」関数は多くの場面で使われる基本中の基本ですが、他の論理関数と組み合わせることで、さらに複雑な条件設定も可能になります。この記事で紹介した関数をマスターして、エクセルの操作を効率化しましょう!


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